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最終更新:2011年11月22日

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍とは

腹腔の奥にある卵巣の腫瘍は無症状で進行することが多いため、みつけにくく、やっかいです。早期にみつけるには定期検診しかありません。
大きくなるとお腹にしこりを触れたり、お腹がふくらんだ感じがするようになり、さらに下腹部痛や腰痛を訴えることもあります。

卵巣はじん帯に支えられて動きやすため、腫瘍が大きくなると、ときに卵管ごとねじれ(茎捻転)、急激な吐き気や腹痛に見舞われたり、破裂して腹腔内出血をおこしショック状態になることがあります。
卵巣の腫瘍のほとんどは良性の卵巣嚢腫ですが、手術をして組織を検査しないと、悪性かどうか正確な診断はつきません。

最初は無症状である卵巣腫瘍も症状を感じてからでは大変なことにもなりかねません。普段から月経、排卵時の体調の変化には注意し、もし異状を感じたらたとえ10代であっても勇気を出して婦人科の診察を受ける必要があります。

腫瘍が明らかに単純なのう胞(卵巣のう腫)
  • 偽ムチンのう腫: 更年期の女性に発症しやすく粘稠性の液体がたまったもの
  • しょう液性のう腫:10代~30代の女性に発症しやすく粘稠度の低い液体がたまったもの
子宮内膜症によるチョコレートのう腫
子宮内膜症が卵巣内にできたもので月経時に卵巣内で出血が起こり、これがのう状にたまったものです。
皮様のう腫
成熟期の女性、特に妊婦に多く見られ、中には胎児になるべき毛髪や、歯、筋肉が含まれています。

診察方法

腹部の触診、超音波断層法(エコー検査)内診、経膣的超音波断層法、腫瘍マーカー検査、などを行ない総合的に診断します。

治療方法

良性腫瘍で直径が6cm以下の場合は3~6ヶ月ごとに経過観察ですみます。また良性でも7cm以上の場合には周囲の臓器を圧迫し、頻尿、便秘の原因になったり、茎捻転を起こしやすく大変危険なため、原則的には手術で取りのぞきます。
CT、MRI、胃内視鏡検査で悪性腫瘍と確認された場合は、直ちに手術を行います。