性感染症
性感染症(STD) とは
基本的には性行為を通して感染する病気で、クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖形(せんけい)コンジローム、カンジダ、膣トリコモナス症、淋病、梅毒、エイズなどがあります。
主な症状はおりもの、外陰部のかゆみや痛み、下腹部痛などです。性感染症は不妊症や流産などの原因にもなり、女性にとってとくに不利でリスクの高い病気です。
| 病気 |
原因 |
症状と特徴など |
| 梅毒 |
梅毒トレポネーマ |
- 感染2~3週間後、外因部に固いしこりができ、2~3ヵ月後にはからだの全体に発疹などの皮膚症状があらわれる。
- 早期に治療を開始すれば完治するが、進行すると脳の神経が侵されることもある。
|
| 淋病 |
淋菌 |
- 異臭のある黄色い膿のようなおりものが増加し、外陰部がかゆくなる
- 尿道感染すると尿道炎や膀胱炎になり、排尿時に痛みを感じる
- 症状が進むと激しい下腹部痛っと発熱が起こり、不妊の原因になる。
|
| エイズ |
ヒト免疫不全 ウイルス (HIV) |
- 感染後、多くは無症状
- 数ヶ月~十数年の潜伏期間を経て、やがて免疫力の低下とともに、発熱、下痢、強い疲労感が起こる
- さらに進むと種々の感染症や悪性腫瘍を多発し、2~3年で死に至る。
|
| クラミジア感染症 |
クラミジアトラコマティス |
- おりものが少し増える程度で、ほとんどが無症状のため気づかないことが多い。
- 進行すると卵管炎や骨盤内感染症を起こして、不妊の原因にもなる。
|
| 性器ヘルペス |
単純 ヘルペス ウイルス |
- 外陰部に水疱ができ、やがて激しい痛みを伴う潰瘍になる
- 発熱、倦怠感などの全身症状を伴う
- 再発しやすい
|
| カンジダ膣炎 |
カンジダ アルビカンス (カビの一種) |
- 白色の豆腐のようなほろぽろしたおりものが増えて、外陰部に激しいかゆみを感じる
- 再発しやすい
|
| トリコモナス膣炎 |
トリコモナス原虫 |
- 黄色く泡立つおりものが増えて、悪臭を伴う
- 外陰部にかゆみと焼けつくような痛みを感じる
- 性交時に痛みを感じる
|
| 非特異性膣炎 |
大腸菌、ブドウ球菌、 レンサ球菌などの細菌 |
- 茶褐色や緑色のおりものが増加して、外陰部にかゆみや痛みを感じる
- 外陰部が赤くただれたり腫れたりする
|
| 毛じらみ症 |
毛じらみ |
|
治療方法
ヘルペスやクラミジアなどの病原体の検査を行うために、おりものや血液をとります。また内診や超音波を使って子宮や卵巣の状態を検査します。
予防方法
- 不特定多数とのセックスは避け、パートナーを特定する
- セックスの前後はからだを清潔に保つ
- コンドームを正しく使用する